喜界島白ゴマの魅力
喜界島白ゴマとは?
古くから「良質な黒糖の産地」として知られる喜界島では、黒糖と相性の良い白ゴマが黒糖菓子や家庭用として、何百年もの間、島の人々により栽培され続けてきました。代々品種改良されることなく受け継がれてきた「喜界島ゴマ」は、ゴマ本来の豊かな風味と香りを存分に味わえる在来種として高く評価され、現在ではさらに人気が高まっています。その結果、喜界島は今や国内最大の白ゴマの産地としての地位を確立しています。
喜界島白ゴマの収穫期
喜界島の白ゴマは、5月から7月にかけて種まきが行われ、8月から10月にかけて収穫の時期を迎えます。農薬を使わず丁寧に育てられ、7月頃には可憐な白い花が一面に咲き、島の風景を美しく彩ります。
収穫期になると、サンゴ礁の島ならではの珊瑚の石垣や道端にゴマを干す光景が広がり、夏から秋にかけての風物詩として多くの人に親しまれています。島の家庭の食卓にもゴマを使った料理が並び、喜界島ならではの豊かな食文化が受け継がれています。
ただし、台風シーズンと重なるこの時期は、台風の襲来で収穫前のゴマが全滅することも珍しくなく、農家にとっては厳しい一面もあります。
ゴマの栄養・効能
ゴマは、美容や健康に気を付けたい方にとって理想的な食材です!
植物性食品の中でも高い栄養価
古くから栄養価が高い食品として親しまれてきたゴマには、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛などのミネラルが豊富に含まれています。さらに、タンパク質や食物繊維、ビタミンA、B群、Eも含まれ、植物性食品の中でもバランスの良い栄養源です。
ゴマリグナンの美容・健康効果
ゴマには「ゴマリグナン」と呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれ、抗酸化作用が期待されています。美容・健康をサポートする成分として注目され、美容と健康を意識する方に選ばれています。
喜界島ゴマの特徴
一般的なゴマと比べるとやや粒が小さめです
ゴマの風味をしっかり感じる事ができます
一般的な外国産ゴマ・他地域国産ゴマとのミネラル含有量比較
隆起サンゴ礁のアルカリ性土壌で育った喜界島白ゴマは他産地のゴマと比べて ミネラル含有量が突出しています。
ゴマの生産・加工
喜界島白ごまの生産
ゴマは5月頃から種をまき、秋頃の収穫を目指します。栽培時期が真夏にあたるため、炎天下での過酷な管理作業が続きます。手作業で除草や間引きを行い、台風の被害を回避できれば、無事に収穫を迎えられます。
喜界島白ごまの加工・製品化
ゴマの収穫が終わり、唐箕(とうみ)で大まかな異物を取り除いた後、選別機を通し、その後洗浄工程を経て、一定の品質基準を満たしたものだけが加工・袋詰めされて商品化されます。
ゴマ製品の種類と特長
「洗いゴマ」は、ゴマの殻や異物を丁寧に洗浄し、清潔に仕上げた未加工のゴマです。料理の種類に応じて自分で炒ることで、風味を自由に調整できます。また、加工されていないため、保存性が高いのも特徴です。自家製の炒りごまやすりごまを作りたい方に最適です。
「いりごま」は、香ばしい風味と軽やかな食感が楽しめるゴマそのものの美味しさを味わえる製品です。すでに煎られているため、そのまま使える手軽さが魅力。サラダやおにぎりに振りかけたり、和え物に使ったりすることで、料理に香ばしいアクセントを加えます。
「すりごま」は、炒ったごまを細かくすりつぶし、栄養素を効率的に吸収しやすくした製品です。擦ることで香りが引き立ち、和え物やドレッシングに最適。濃厚な味わいと豊かな香りを楽しめるため、料理の風味を格上げします。新鮮な状態で使うことで、豊かな風味を楽しめます。
「ごま油」は、ゴマから抽出した油分のみを活かした製品で、芳醇な香りと深いコクが特長です。料理に軽くひとたらしするだけで、風味が引き立ちます。特にサラダや刺身、蒸し野菜にかけると、上品なゴマの香りが料理全体を引き立て、ワンランク上の仕上がりに導きます。
「練りごま」は、ゴマをすりつぶしてペースト状に練り上げた製品で、ゴマ本来の栄養成分を余すことなく摂取できます。なめらかな質感と濃厚なコクが特徴で、スープやスイーツ、ドレッシングなど幅広い料理に使えます。ゴマの香りや味わいを最大限に引き出す、贅沢な一品です。